本日は、阪神タイガースの日本一で盛り上がっている(特に関西)のですが、サッカーファンの間では、ちょっと前、なでしこJAPANのオリンピック予選での戦い方が賛否を呼んでいました。
説明します。
オリンピック予選はまだ終わっていなくて、2月にアジア最終予選があるのですが、10月にその最終予選に進むための予選があったのです。
3試合ウズベキスタンでなでしこJAPANは戦いました。
1試合目快勝。
2試合目、前半に2点取ったところで残りの75分間、なでしこJAPANはゴールを狙いに行かず、ボール回しに終始しました。
3試合目しっかり勝ちをゲット。最終予選にすすみました。
写真はサッカーとは関係ありません。
山登りに行った時に撮ったもの。
そろそろ紅葉の季節。
なぜなでしこJAPANがそんな退屈な試合をしたのか。
それは、最終予選に進んだ際の対戦相手を選びたかったからです。
端的に言えば、相手がオーストラリアになるか、その他の国になるか?
(オーストラリアはアジア枠なんです)
で、なでしこJAPANは「その他の国」を選びたかったのです。
オーストラリアは先のW杯で4強でしたし、またホーム&アウェイで最終予選が行われるため、移動についても考慮したかな?
「その他の国」は中国か韓国か北朝鮮が来そうだったから、その3国のほうがくみしやすいと判断したのでしょう。
そうね。
ワタクシはこの試合を見てはいたのですが、前半のうちに寝落ち。
食事後で血糖値が高かったためと推測してますが、ボール回しが退屈だったのも、今思えば影響したかな。
もしもお金を払って、この試合を見に行っていたら「カネ返せ!」となじりたくなるかもしれません。
ワタクシ自身はなでしこJAPANのサポの一人として、今回の戦い方も支持はしたいと思っています。
大会のレギュレーションがよくないんですよね。
これがワールドカップだったら、こういうことは起こらない。…と、言いたい……。
けど、やっぱ起こっていますよね。
直近ではロシアワールドカップ(男子)の予選リーグの最終戦、ポーランド戦で、反則しなければ決勝トーナメントに進めるという状況で、試合は負けていたにも関わらず、同店引き分けを狙いに行かず、最後の10分ほどをボール回しに終始しました。
この時も賛否両論巻き起こりました。
日本代表チームもそう弱くはないので、その時はあと1点狙いに行ってほしかったなあ。
でも、相手チームにはレバンドフスキという名うてのストライカーがおり、隙がちょっとでもあるとやられてしまう可能性もありました。
W杯では予選敗退か決勝トーナメントに進むのとでは賞金も変わってきますし、まあ今回のなでしこJAPANよりはまだ許せる感じでしたかね。
でも、もしもオリンピック出場を逃すと、日本国内の女子サッカーの市場そのものが細ってしまう。
すると、ここでも経済的打撃及び強化の先細りを招いてしまうわけです。
女子サッカーの未来を賭けてのボール回しだったともいえます。
あとは、相手チームの戦い方も問題ですかね。
ロシアワールドカップの時も今回のオリンピック予選でも相手チームが
がつがつ来なかった
のも要因の一つですね。
こういうボール回しって、相手チームがボール取りに来ない、という状況で起こりがちです。
極めて魅力に欠ける戦い……。
今のところ、これもフットボールのうちの1要素といえそうです。
防ぐには「点を取りに行かない行為」を審判が認めた時には相手チームに1点与える、とかでもしないとだめかなあ。
( ̄ー ̄)
やはり大会の規則がこういう行為を招くのです……。
仔羊おばさん