何歳ぐらいから、自分の体の変化や思春期への予感が出てくるのだろう?
ワタクシの場合は小学校の4年か、5年くらいだったかと思う。
ところで、女子にとって、そのぐらいの年齢から何年かだけ、男子に体力で勝っちゃうというゴールデンエイジがやってくる。
で、男子と対等に喧嘩したりということが、私なんかはけっこうあった。
大阪の下町育ちのワタクシであるから、その何年かはすごく汚い言葉を話し、やくざみたいに悪ぶって男子につっかかっていった。
「われ、何やっとんじゃ、ボケ!」
みたいに話すの。オホホ。
( ̄▽ ̄)
しかし、その強気な言動が目立つ年を過ぎて落ち着くと、今度はくよくよと自分の胸がいつまでたっても出っ張ってこないことを気にしたり、顔も含めた容姿について気にするようになったりするのだ。それが、小学校の4~6年くらいにやってくる。
で、ワタクシの場合待てど暮らせど体型は変わらず、初潮もやって来ず、中学になり焦り始めた。
やがて初潮はやってきたけど、自分が思うような大人には一向に近付く気配がない💦
いったい、いつになったら自分は大人体型になるのか?
いったい、いつになったら自分はきれいになるのか?
そういう焦りと共に10代を過ごした。
大人体型にもならず、美人にもならなかった自分を10代後半の自分は受け入れがたかった。
それで、こと「容姿」に関することで自分に期待することを私は止めて、ちょっとすねた二十歳になった。
で、ワタクシは成人式の着物を頑なに拒否した。母に「そんなもん、絶対にいらん!」と断った。
成人式の着物ってさ、ホントに高いんですよ。私の頃はレンタルなんて流行ってなくて皆買ってた時代でして。
2-30万円は当たり前。かなりいいやつだと70万円とかさ。
で、ワタクシはこんな容姿の自分に、そんな贅沢なもんは無駄だ!
と悟ったのだった。
( ̄ー ̄)
よくいえば
合理的思考が育った
のだ。
ま、今日のど貧乳のメリットは、これにしたいと思う。
早いうちに合理的にものを考えるようになる。
で、成人式にも当然行かなかったし、いろんな本を読んだり映画をいっぱい見たりする青春を過ごした。
それはそれでいい面もあったと思うし、別に後悔はしていない。
その意地を張ったことで、親は散財せずに済んだし、まあ親孝行だったと考えてもいいかな💛
しかし。
今日も町に出てみると、華やかな着物を着た新成人たちの姿はすごく微笑ましいし、日本の伝統を感じられてすごくいいものだ。
やはり、日本に「コレ」という伝統衣装があり、それを今も着ている人がいっぱいいるのは素敵なことだ。
実際、ワタクシ自身40代後半ぐらいになって急に着物を着始めた。
(;^ω^)
仕事で、学生の卒業式に着物を着ていったり袴を着ていったり。
成人式の若い人の着物姿はすごく世の中を明るくしてくれる。
そういう意味で「世のため人のため」って考えると自分の意固地さはデメリットだったかなって反省する。
一枚ぐらい成人式の着物姿の写真を残しておいてもよかったし、それこそ
着物は体型を選ばない
スグレモノなので、そう拒否ることもなかったかとこの年になると思う。
仔羊おばさん