戦争ほど悲しくてやりきれないものはありません。
一体、誰が、どんな得をすると言うのでしょう?
ワタクシは「ど貧乳」ですから、ちょっと世の中を斜めから眺めたりします。
確かに「プーチンはひどい」「ロシアに大義なし」というのが、西側諸国の一致した見解であり、それについてワタクシも同意しています。
核の切り札をちらつかせながら、大国が無理やり軍隊の力を使って一国の統治を奪ってしまおうとする。そんなこと認められません。
しかし、じゃあ、アメリカが常にずっと正しくものごとを行なってきたかどうかについて、またロシア(プーチン)側からしてアメリカは脅威となっていないかなど角度を変えて見てみたら、ロシアにはロシアなりの見方も意見もあるということは理解しなければならないと思います。
ところで、もうすぐ行われる世界フィギュアスケート選手権に国際スケート連盟がロシアの選手を出場させないというニュースが流れている。
これはまた、大変な事態だ。
本当にこんなことがあってよいのかと思う。
モスクワ五輪、ロス五輪の二の舞だ。
大切な出場者の不在が、それぞれの大会の価値をおとしめてしまう。
今回の世界フィギュアスケート選手権でも、ロシアの選手がいなければ、どうしてもメダルの価値が落ちる。
何より、ロシアのフィギュアスケート選手の素晴らしい演技が見られないのは大きい損失だ。
けれど、だからといってなし崩しにロシアの選手の参加を認める思いにもならない。
できることならば、ここはプーチン大統領に英断を下してもらいたい。
停戦の合意と、戦争の終結、そしてロシアの選手も含めた世界フィギュアスケート選手権の実現を祈りたい。
スポーツに「分断」はなじまない。
どんな時にもスポーツマンシップは世界にポジティブなエネルギーをもたらしてくれるものだと信じる。
そして、今日もウクライナのために祈る。
ーロシアのためにも。
仔羊おばさん