今日、私は大阪の最大の繁華街、キタこと梅田に出る機会があった。
そこで、大変な人ごみの中、エスカレーターに乗った。エスカレーターも大変な人ごみだった。
ハッ
(; ・`д・´)
目の前にとてもとても痩せた尻が見えた。
私の前に乗ってた方は、まあまあ高齢のような、いやまだ若いような方だった。60代に見えた。
ジーンズをはいておられた。
そのジーンズは、たぶんごく普通の、そのくらいの年齢の男性だったら、ごく普通に選ぶサイズの、そうたぶん男性用Mサイズか、大きめのSサイズくらいだったと思う。でも、そのジーンズがぶかぶかで、お尻のとこの肉がげっそりとなくて、腕を見ると私と同じか、もしかしたら私よりちょっとましくらいに痩せていた。
(T_T)
この半年で自分自身が激やせしなかったら、目の前の痩せた方に目がいっただろうか?
人ごみの中で、とっても痩せた誰かに気づいただろうか?
そう思うと、なんとも言えない、
悲しいような…
親近感を感じるような…
そういえば私の父も晩年、はくズボンはいつもぶかぶかだった。私の父はそんなに痩せたわけではなく、ただ、60ー70代の頃にはいていたものをはき続けていたのだが、体が全体にしぼんだ感じで、結果、はくものがぶかぶかになっていた。
特に、お尻まわりの肉の削げ落ち方は顕著だった。
実は、私も今年の6月ごろまでにかけて、お尻に同じ現象がおきていて、年末に買ったばかりのジーンズなのに、買ったときにはお尻がしっかりあったのに、5月くらいからはお尻まわりがぶかぶかになっていた。今も、お尻はおなじような状態。
悲しいし、怖いし。
痩せると、本当に不安になる。
このまま痩せ続けたら、私は死んでしまうんじゃないか。
生きてたとしても、起き上がれなくなったり、動けなくなったりするんじゃないか。
梅田の人ごみに消えていく、おじいさんの後姿を見ながら、考えた。
こんなふうに痩せている人の存在に気づくことができたのは、悪いことじゃない。
気づけてよかった。一瞬、とっても悲しい気持ちにもなったけど、
「この人、どうしてこんなに痩せてしまったのかな?」って思ったけど、
自分がびっくりするくらいに痩せてはじめて、そういう人の存在に気づけた。
真面目な話、そういう意味では、痩せたことにも意味はあったのかもしれない。
この方は、痩せてもチョー素敵。
今日。お見かけした方はすこーし、似てたかな?
今日は、ちょっとしみじみした気持ちになりました。
仔羊おばさん